ショートスリーパーを目指した20代男性が不眠になってしまった理由と不眠改善方法

今日は20代で仕事も遊びも精一杯がんばりたい男性からの
相談です。

よく聞くようになったショートスリーパーになれば、
1日の活動時間が増えると考え、
本やネットで調べ、がんばって実行してみたそうです。

その結果、この男性は仕事にも支障が出るほどの
睡眠不足に陥ってしまいました。

彼にはその遺伝子が備わっていなかったと考えられます。

ショートスリーパーのなり方
ショートスリーパーにはなれない方が
人生の時間を
有意義に使う方法をお伝えします。

少しでも参考になれば幸いです(^-^)

目次

ショートスリーパーとは?

短時間の睡眠でも、なんら問題なく
生活をしている人達です。

10時間ほど眠るロングスリーパーもいれば、
3時間以下でも平気なショートスリーパーもいます。

偉人では、ナポレオン、エジソンが3~4時間
明石家さんまさんもショートスリーパーで有名です。

時間が沢山あるから人より出来る、結果を出せると
私も思っていました。

私の子供達が通っていた塾の代表(還暦はとっくに過ぎています)も
睡眠時間は3時間と聞いています。

進学塾の経営以外に、高校野球解説、
飲食店経営、家庭裁判所参与員、テレビ局の番組審議員、
教育パワーアップ提言委員会委員などなど
と~ってもパワフルにご活躍されています。

寝る時間が短いからあちこち飛び回って仕事ができるのですね。

「寝る間も惜しんで」という言葉もありますし、
睡眠時間を短くしたい!と思う人も多々いて、
短時間睡眠の方法も提唱する人たちもいます。

 

誰でもショートスリーパーになれる?!

ショートスリーパーのメリット

ラッキーエースさんによる写真ACからの写真

 

 

数年前、睡眠の勉強をする前でしたが、
ショートスリーパーに興味を持った私は

「できる人は超短眠!」堀大輔著(以下堀氏)
という書籍を読みました。

堀氏は一日平均45分しか眠っていないそうです\(◎o◎)/!

8時間睡眠を45分にしたわけですから、
一日の活動する時間が 7時間15分も増えたのです。

あなたなら7時間も自由な時間が増えたら
何をしたいですか?

堀氏は会社と家の往復だけだった生活が
趣味を多く楽しめるようになり、
人のために時間を使えるようにもなり、
人生がとても豊かになったと言っています。

(いいですね~!)

時間が増えただけでなく

  • 活力がみなぎる
  • 体調良好
  • 集中力アップ
  • 記憶力の蓄積が促進

と夢のような結果を手にしているようです。
人生何倍も楽しめるってことですね!

睡眠の常識が違う?!

本の中では睡眠の常識が全く真逆だと詳しく述べられています。
そして今までの常識がマインドブロックにもなっているため
睡眠時間を短く出来ないと結論付けています。

一部ピックアップして簡単にご紹介します。

1.睡眠時間の常識×  

7時間眠らなければ健康に悪いと
思い込まされているため
不眠症や、睡眠不足が起きている。

2.睡眠の質の常識×

睡眠に浅いも深いの質に
違いはない。
なので、堀氏は45分でも健康に過ごせている。

 

3.眠らないと疲労が取れないという常識×

疲労が少ないはずのニートの方が9~11時間寝ているのは
矛盾がある。
眠気を疲労と勘違いしている。

4.睡眠をきちんと取らないと病気にかかりやすいという常識×

風邪を引いたと感じるのは起床時である。

睡眠中は1度体温がさがり、免疫力も37%、代謝量17%低下する。
(この情報についてのエビデンスは記載なし)

また水分量も減り、排泄も出来ないため、
睡眠時間が長いと身体に悪影響である。

なので、病は睡眠中に進行する

 

5.睡眠不足が続くとうつ症状など発症し、精神上よくないという常識×

睡眠中は脳の能力は低下する。

起床時間が長いと脳は活性化し、うつにもなりにくい
実際ショートスリーパーはモチベーションが常に高い。

 

6.睡眠を取らないとお肌に悪いという常識×

肌荒れ、ニキビに気づくのは起床時で、
汗をかいた状態で長時間、寝汗を含んだ枕や布団に
肌を接していると肌に良いわけがない。

メディアで大活躍している女優、芸能人、モデル、ニュースキャスター達は
睡眠時間が短くても、美しい肌をしている。

堀氏も、短眠になってからアトピーが治った。

 

睡眠は長くとることがよいという常識 ×

世間の一般常識として、睡眠は長い方がよいと
メディアも流布している。

世の中の睡眠情報は発信した人に利益がある
ものばかり。

 

睡眠の常識は本当に嘘なのか?

Clker-Free-Vector-Images / Pixabay

 

以上堀氏の著書で述べられている意見を
一部簡単にピックアップしてみました。

科学的エビデンスもほぼなく、主観的主張が目立ち、
個人的にはツッコミ所が複数ありましたが、
あなたはどう感じられましたか?

興味のある方は本をお読みくださいね。

情報というものは、発信した人の立場によって
内容も意図するものも変わって来ます
どのような情報(私のも含めて)も、
そこを踏まえて取捨選択が必要です。

堀氏は超短眠で人生が上手くいっていらっしゃるようで、
実現できている堀氏からすれば、
今、主流の睡眠の情報はすべて真逆です。

ショートスリーパーになる方法

 

堀氏が推奨する
2ヶ月で達成できる短眠への近道を簡単にご紹介します。

カリキュラムを忠実に実践された※99%の方達が
3時間以下の短眠になっているそうです。

しかも、何もすることがない時は
10時間以上眠ることもでき、
睡眠を自由自在に操れるのだとか。

すごいですね。

しかも、誰でもショートスリーパーになれる
のだそうです。

※99%の母数を考えると、カリキュラムを実践途中で
 やめた人は入っていません。参加者全員が短眠に
 なれたわけではないのですね。

 

ただし、
「起きている時間が増えると当然最悪事故などに遭遇することがある。
 それは短眠チャレンジのせいではなく、普通に生活を送っていても遭遇すること。
 自分で行う場合は自己責任で行うように」とのことです。

1.今までの睡眠常識のマインドブロックをはずす
2.短眠習得のカリキュラムのルールを必ず守る
 ①二度寝 スヌーズ機能使用禁止
 ②睡眠を記録する
 ③起床時間を固定する
 ④一日一度必ずパワーナップ(仮眠)をとる
 ⑤寝る前のストレッチ
 ⑥週に1~2回、長時間寝てもOK
 ⑦堀氏の著書「できる人は超短眠」を一日一度読む

この他、眠気を起こさない方法など
詳しく述べられています。

注意事項として以下に当てはまる方は必ず
(社)日本ショートスリーパー育成協会へ
 問い合わせることと記載されています。

・日常的に運転する方
・危険を伴う仕事(土木、建築、漁業など)をされている方
・心身に疾患がある方
・15歳未満の方

 
※この本を読み、私は実行しませんでした。
 それは、毎日車を運転する上、
 毎日仮眠を取ることも不可能なためです。
 試した結果をお伝えできれば良かったのですが^^;

よほど危険のない環境にあり、かつ
時間を自由に調整できる方、
短眠になりたい強い意志がある方以外は

チャレンジするのはかなりリスクがありそうですね。

 
なお、説明会セミナー(参加費3,240円)も各地で
開催されていて、
自分一人でやるより確実で安全な、
約35万円~54万円の講座の紹介もあるそうです。
※(本以上のノウハウは提供されないとの口コミも有り)

 

ショートスリーパーになるための唯一の条件

では、次に睡眠研究の世界最高峰と言われる
スタンフォード大学睡眠生体リズム研究所所長である
西野精治教授の見解を見てみましょう。

 

西野精治教授たち、研究者は、短時間でも健康に過ごしている親子の
遺伝子を調べた結果、
時計遺伝子の一つに変異があることを発見しました。

これと同じ遺伝子の変異を持つマウスを作ったところ、
他のマウスよりも睡眠時間が短かったそうです。

西野精治教授によると、
短時間睡眠の因子を持っていない人が
ショートスリーパーになろうとしても、
睡眠負債がたまるばかりで、要注意

4時間ほどのショートスリーパーは全体の1%未満しかなく
とてもまれな存在で、
トレーニングでショートスリーパーになれたという人は
たまたまその遺伝子を持っていたのだろうと
書いています。

ショートスリーパーの遺伝子については
カリフォルニア大学サンフランシスコ校の
博士たち研究者たちによっても二つ発見されています。
詳細は科学学術誌『Neuron』に論文が発表されています。
内容は難しいのでここでは割愛します(^^;

その遺伝子を持っている人たちは
質の高い睡眠を効率よく取ることが出来るのです。
うらやましいですね!

誰でもショートスリーパーになれない?

堀氏と実験・検証など長年たずさわってきた
睡眠研究の権威の西野教授。

どちらを支持するかはおまかせします。

芸能人の方達は、ショートスリーパーの遺伝子があるから
超短眠で、あの多忙なスケジュールをこなしていけるとも
考えられます。

あなたにもその遺伝子があれば
ショートスリーパーになれるのかもしれません。

人間は一人一人顔が違うように、
適切な睡眠時間も違って当然ですね。

 


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ショートスリーパーを目指した男性の結果は?

仕事だけでは嫌だと、
遊びたい盛りのある20代男性は睡眠時間を短くするため、

夜は1時に就寝、朝は5時間に起き、

堀氏が勧めているように
シャワーも朝晩浴び、日々のルーティンも守ってがんばりました。

 

ですが、仕事の合間にパワーナップ(仮眠)を上手く取れず
一週間が過ぎる頃から
大切な取引先との契約書を間違えるなど
ミスをするようになりました。

会議では、あくびを連発。
コックリコックリと居眠りしてしまったことも!

当然、社内評価も下がる一方(T_T)

夜、友人達と飲みに行っても
眠くて楽しむどころではありません。

休日は長時間寝てもいいルールなので、
ついつい眠気に負けて昼過ぎまで寝てしまう始末。

とうとう睡眠のリズムが崩れて
就寝時間に眠れなくなり、
当然朝は起きられず、遅刻!

「こんなはずじゃなかった!」

夜中に眠れないと焦ってしまい、

眠ること自体に不安を持つようになってしまいました。

StockSnap / Pixabay

 

ショートスリーパーでなくても人生を充実させる方法


その男性には、

ショートスリーパーはその遺伝子が無いと
なるのは厳しいことをお伝えしました。

睡眠を削るより、
いかに起きている時間を有効に使うか
目を向けてもらい、
最高の睡眠をとれば、
頭脳明晰になり充実した一日を過ごせるのだと

気づいてもらいました。

朝は光を浴び、夜はできるだけ暗い照明にし、
食事や、運動、入浴のタイミング、ストレッチなど
夕方からだんだん睡眠圧が高まるよう、
本来の※サーカディアンリズム
取り戻す生活をしてもらった結果、
以前より目覚めもよく、
仕事も意欲的に取り組み、効率がアップし、
残業も減り、遊ぶ時間も取れるようになった
そうです。

良かったですね(^^)

※サーカディアンリズムについてはこちらの
記事を参考にしてください。⇩
睡眠のやさしい基礎知識②良い睡眠には光とメラトニンが不可欠!

まとめ

人間はショートスリーパーもアインシュタインのようなロングスリーパーもいて、
どちらが優秀とは言えません。

なりたくても、遺伝子は変えることは不可能。

でも、あなたに短眠の遺伝子が有るか無いかはわかりません。

何がなんでもショートスリーパーになりたい方は
自己流ではなく、
それを推奨している医師や、
ご紹介した堀大輔氏が理事長を務める
社団法人日本ショートスリーパー育成協会などに
相談しながら、くれぐれも無理のない範囲で
チャレンジするのもありでしょう。

チャレンジした結果、上手くいかなければ
潔くあきらめて、
あなたに最適な睡眠時間をキープし、
快適な毎日を送る方が良いですね。

気持ちの良い睡眠も楽しめるのも
人間の特権だと思うのです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

今夜もぐっすり眠ってくださいね♪
おやすみなさいZzzz

参考図書
できる人は超短眠! 堀大輔著

スタンフォード大学教授が教える
熟睡の習慣 西野精治著

 

 

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