
こんにちは!
今日は中学生の息子さんがテスト勉強は
いつも徹夜になってしまうというお母様からの
ご相談です。
徹夜をしてでても勉強させるべきか、
はたまた身体のことも考えて
睡眠を優先させるべきか。
悩ましいところです^^;
徹夜は良いのか悪いのか、
脳にどういう影響があるのか見ていきましょう。
目次
睡眠はなぜ必要なの?
まず睡眠の役割を理解しましょう。
睡眠とは単なる休息ではなく、
お子さんの成績にも
これからの人生にも
深~い関係があります。
もちろん大人のあなたにも!
1.脳の老廃物を洗い流す

起きている時より、睡眠中の方が4~10倍活発に
脳内は不要なものを洗い流しています。
これを「グリンパティック・システム」と呼びます。
勉強をして脳をたくさん使うと
どんどんタンパク質などの老廃物が溜まっていきます。
さらに、
睡眠不足が続くと老廃物は蓄積されていくので、
若い頃からの睡眠不足は高齢になってから
認知症やアルツハイマーなどのリスクがより高まります。
2.記憶を強化する
知的能力、認知力も向上するという報告もあります。
学習中に特定の香り(たとえばバラなど好ましい香り)をかいでもらい、
ノンレム睡眠中に同じにおいをかがせると学習効率が強化される
ことも示されている睡眠時に学習時の感覚を再現すると
「睡眠中の記憶強化」の効率がアップするというのである。
引用:睡眠の科学 櫻井武
謎の多い睡眠はまだ全てが解明されているわけでは
ないですが、わかっていることは
「脳のメンテナンスのために必要」だということです。
徹夜するまでもなく、
寝不足の日は頭はぼ~っとするか
痛いか、
身体はだるだるになりますものね^^;
みなさん、経験でおわかりですが、
それが長期的に影響を及ぼすってご存知でしたか?
徹夜で勉強のメリット、デメリットは?

誰しもが学生の頃、
テスト前に徹夜、もしくは深夜まで勉強した
記憶がありますよね。
その時どうでしたか?
私は2~3時になると、もう眠気との戦いだけで、
何も頭に入ってこなかったという記憶しかありません^^;
そして翌日は一日頭の中がもやがかかったようで、
ぼ~っとしていました。
あなたはどうでしたか?
徹夜勉強のメリット
- 勉強時間が増える
- 静かな環境で勉強できる
- 覚えてすぐテストを受けられる
- 寝坊する心配がない
徹夜勉強のデメリット
- テスト中に寝てしまう可能性がある
- 覚えたことが定着せず、結果また勉強し直さないといけない
- 徹夜中は眠くて勉強がはかどらない
- 明け方に寝落ちすると、寝坊する可能性もある
- 睡眠リズムが狂い、次の日のテストも眠気で上手くいかない可能性がある
- 頭痛や、めまい、だるさ、腹痛、吐き気などが起き、
テストを受けられなく可能性がある - 免疫力が低下し、風邪を引いたりする
せっかく覚えたことも、
睡眠を削ると脳内に定着されないため、
テストが終わったとたんにきれいに忘れてしまいます。
また最初から勉強し直しは時間のロスです。
体調不良に陥り、
無理をしてふらふらで学校に行くのも
事故にあうなど危険も高まります。
せっかく勉強したのに、
テスト中、
眠気に襲われて力が発揮できなくなるのも
絶対に避けたいところです。
比べてみると
デメリットの方が遥かに多いですね(・・;)
徹夜しても、成績がアップするタイプは
ショートスリーパーの遺伝子を持っている可能性大です。
遺伝子がない人は真似しても無駄なのでやめましょう。
どうしても勉強時間が足らない場合でも完徹は避ける
それでも、テスト範囲が広くて
時間が足らない場合、
睡眠時間を削るしかないです^^;
それでも、全く寝ないとテスト中に朦朧としてしまっては
徹夜して勉強した意味が無くなってしまいます(;_;)
夜中、眠くてたまらなくなった時は
潔く寝るようにしてください。
午前2~4時は眠気のピークです。
寝ましょう!
睡眠で一番大切なのは最初の90分間のノンレム睡眠は
睡眠全体のなかでもっとも深い眠りである。最初の90分をしっかり深く眠ることができれば、
最高の睡眠がとれるといっていい引用:スタンフォード式最高の睡眠 西野清治
最初の90分はきちんと眠れるよう
布団に入って休みましょう。
そして黄金の90分が終わった最初のレム睡眠の
タイミングに起きて、また勉強を始める。
アラームは90分後、と110分後の
二段階でセットします。
間隔は20分がよいでしょう。
理由は、
最初の90分後はまだ深い眠りのノンレム睡眠の可能性もあるので、
アラーム音は小さく短いものにし、
次の覚醒しやすいレム睡眠時にすっと起きられるように
二回目のアラームは大きい音にします。
くれぐれも、明け方4,5時まで頑張って起きて、
学校に行くまで寝ることは避けてくださいね!
なかなか眠れず、睡眠時間が足りず、
睡眠の質も悪くなります。
もし寝入ってしまったら、とても深い眠りの途中で
起きなければならず、
寝れなくても、寝られてもどちらも
寝ぼけた状態で学校に行く羽目になり、
テスト結果は残念なことになりかねません^^;
目覚めを良くするために取り入れたい3つのこと
光を浴びる

短い睡眠時間で起き、
二度寝してしまわないように
起きたらまず光を浴びましょう。
まだ朝日が出ていなければ、
睡眠の敵であるLEDライトが有効になります。
光で快適に起きられる目覚ましもあります。
検討されてはいかがでしょうか?
少々お高いかと思われるかもしれませんが、
スッキリ起きられる以外にも
睡眠を整える作用もありますので、
お子さんの体調、人生を考えるとお安いかと思います(^^)
⇩
音で起きるのとは異次元の快適な目覚めを促す光目覚まし時計inti(インティ)
裸足で歩く

靴下、スリッパを履くのではなく、
裸足で皮膚感覚を刺激し、皮膚温度を下げることで
目覚めのスイッチが入りやすくなります。
冬の冷たい床を歩くと
「冷たっ!!!」と
一歩目で目が覚めてしまいますよね。
手と顔を冷たい水で洗う

手を洗うだけでなく、
冷たい水で歯磨き、
水で顔を洗うと皮膚温度が下がり、
脳は目覚めやすくなります。
朝はシャワーがオススメ

朝は皮膚温度を下げると目覚めるため、
シャワーのみがいいです。
朝から湯船につかると深部体温が上がり過ぎて
また眠気が襲ってきます。
シャワーで気分爽快になって
気持ちよくテストを受けさせてあげてくださいね!
朝食をしっかり噛んで食べる

実はしっかり噛んで食べることは、
エネルギー補給だけでなく、
脳にも刺激が伝わり、記憶力もアップすることが
わかっています。
朝食は体内時計のリセットの役割と
肥満防止の効果もあり、良いことづくめです。
しっかり噛める朝食を
用意してあげてくださいね。
勉強する科目の順番
順番を間違えるととても効率が悪くなります。
まだ眠くない最初に論理的思考が必要な
数学など理数系をやります。
日付が変わり、眠くなってくるころから
暗記系をやりましょう。
声に出して覚えると
眠気を飛ばすのにも
覚えるのにも良いですね。
それから少し眠れば、
覚えた内容が睡眠中に脳で整理され、
定着させてくれるので効率が良いですね。
◇お子さんの睡眠でお悩みのあなたに!
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中学生のお子さんの成績をアップさせる睡眠方法は?
睡眠を削って勉強するより、
実はきちんと良い睡眠を取る方が、
成績も上がりますし、
スポーツやその他起きている間のパフォーマンスが
上がることは、実証されています。
世界のエグゼクティブや
トップアスリート達は睡眠をとても大切にしています。
中学生の早いうちから
睡眠について学習し、ぐっすり眠ることで
今後の人生ががらりと変わっていくのです!
睡眠教育で子供たちが変わった実例!

1.大阪府堺市では市全体で「眠育」(睡眠教育)に
取り組んだ結果、
学校不適応、不登校、情緒障害などが明らかに減り、
不登校は3年間で約30%も減ったそうです。
また自己肯定感もアップし、
授業に集中出来る、落ち着いて生活出来るなど
子供達の生活に改善が見られています。
詳しくは睡眠の大切さを教える「眠育」って何? 規則的な睡眠で不登校予防、家庭内暴力も収まる
2.奈良県の私立西大和学園という
東大・京大に合格者を大勢出している進学校があります。
寮で生活する一部の生徒に睡眠教育を実施し、
自ら自分自身の睡眠プログラムを組ませたところ、
生活態度が改善され、
成績にも良い効果が現れたそうです。
参考:スタンフォード大学教授が教える熟睡の習慣
西野清治著
3.睡眠時間と学力の関係
広島県教育委員会の「平成十五年度『基礎・基本』定着状況調査報告書」で
興味深いことが分かった。
小学五年生で、国語、算数とも五時間、六時間と睡眠時闘が長くなるにつれて
児童の成績がアップし七時間以上十時間未満で最良になるが、
それ以上寝ると再び成績が下がっていた引用:睡眠健康大学
長すぎてもだめですが、
小学5年では7~10時間の睡眠時間が良いという結果ですね。
最適な睡眠時間は人それぞれ違います。
一番スッキリ起きられて、昼間の活動も
しっかり出来る長さをお子さんと一緒に探してくださいね!
多忙な中学生がどうやって睡眠時間を確保するの?
そうは言っても、
「早く寝なさい」と声掛けだけで、
子供の睡眠時間はなかなか増えませんね^^;
今の中学生は本当に多忙です。
クラブに、塾、習い事、友達との時間、遊び。
そして、スマホやネット、ゲームなど
子供たちの取り巻く環境がどんどん睡眠不足を作り、
健全な脳の発育を阻害しています。
どうすれば、適正な睡眠時間を確保出来るでしょうか?
まず親が睡眠の大切さを知ろう!
睡眠不足は発達段階の脳に悪影響を及ぼし、
うつ病など精神疾患にもつながります。
不登校の原因にもなっているのは前述の通りです。
子供の健やかな成長は親の願いです。
ですが、
親の私達大人も睡眠時間を削っている状況では、
子供の睡眠時間を確保させるのは難しいでしょう。
変わるのはまずご自身からです。
親が睡眠の重要性を知らなければ説得力はありません^^;
オススメの本をご紹介します。
親子で睡眠のことを話しあい、解決策を考える
親が睡眠の大切さを理解したら、
今度は子供さんと一緒に現状の問題点と
睡眠時間の確保について話し合いましょう。
時間が無いから『出来ない』ではなく、
『代わりに工夫出来ること』を子供さんと一緒に
考えてくださいね!
例えば、
どうしてもゲームがしたいから、
「友達とスコアを競争しているから」という
理由で睡眠を削りたい子供とどう向き合いましょうか?
トップクラスのプロゲーマーの方は
きっちり睡眠時間を7時間とっているそうです。
そうしないと集中できないのだと。
時間帯は決して真似させられませんが、
睡眠の大切さは理解してもらえますね^^;
成績もスポーツもゲームもすべて
睡眠時間に左右されることを理解させましょう。
睡眠以外に削れる行動を一緒に探してあげてください。
友達との関係が悪化するのを恐れるなら、
そのお友達も一緒に巻き込み、
子供たち全員が本来の能力を発揮できる生活習慣に
なればいいですね。
まとめ
徹夜は決してオススメ出来るものではありません。
記憶させるためには睡眠が必要です。
勉強やスポーツの成績は睡眠によって
左右されます。
毎日の生活習慣を整えて、
お子さんが徹夜をしなくても良いように、
大人である親も睡眠について関心を持っていただきたいです。
親子で良い眠りをキープしていく、
それが、成績をアップさせる最善の方法だと
私は信じています。
最後までお読み頂き本当にありがとうございます!
良く眠って、親子で本来の人生を切り開いていってくださいね。
応援しています\(^o^)/
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